詩集「セカンドムーヴメント」

緋熊熊五郎の詩作ペンネーム、緋熊加微由の詩集

時の浜辺


「時の浜辺」

時の波が押し寄せては砕け散り

雫が飛び散る磯の浜辺に

神またはそれは漂っていた

この世界をビックバンによって創造し

その流末の最末端がここ、時の浜辺だ

時の雫にはさまざまな感情が含まれているが

それを感じ味わうことによって

神またはそれは世界がうまく行っているか

感じ取ることができた

最も好きな雫は幸福であり

その雫を通じて被造物とつながることができたので

その望みを叶えてやるのが常だった

なぜなら全ての被造物は分身であったから

そして今も時の浜辺に漂っている

(opus014)

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