詩集「セカンドムーヴメント」

緋熊熊五郎の詩作ペンネーム、緋熊加微由の詩集

2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

アイスモナカ

「アイスモナカ」梅雨が明けぬというのに暑い昼間から星が気絶して落ちてくる野原はその死骸で満ち溢れたというボブの乙女も髪を肩の手前で切りプリンアイスモナカを頬張るさあ皆で歌おう!アイスモナカLOVE アイスモナカLOVE アイスモナカLOVE(opus064).謝…

微笑の女神

「微笑の女神」貴女はいつも微笑んでいる人々が病める時も健やかな時も人々が諍っている時も睦じい時も全く表情を変えずに微笑んだままそれは絶え間のない努力の結果なのかそれとも裡なる心の果てしなき葛藤の果てに辿り着いた境地なのかやがてその微笑は人…

ポエトリー・カフェ

「ポエトリー・カフェ」会社の出勤前と退勤後に必ず立ち寄るポエトリー・カフェ香り高い珈琲と絵の上手な店主がいて掛け合いが漫才のような明るい常連客で賑わっている看板メニューは言の葉砂糖をシロップに漬けた甘い甘いものから鷹の爪をラー油に漬けた辛…

タイムライン

「タイムライン」君よ、なぜ心を凍らせるのか木々は葉を広げて陽光を食べ鳥はさえずり、羽ばたいては虫をついばむ北半球は今、まさに初夏を迎え生命の歓びに沸きかえっているというのに冷たく無表情な瞳には映すものとて何もないさぁ、行こう母なる陽光の下…

神の子

「神の子」我等皆、全智全能の神の子神々しくも光輝く魂の所有者友の心が傷つけば己が心も痛め馳せ参じては優しい言葉を紡ぎ出す恋人が喜べば己が心も幸せで満ち二人笑顔で見つめ合ってうれしさを分かつ(opus060)