詩集「セカンドムーヴメント」

緋熊熊五郎の詩作ペンネーム、緋熊加微由の詩集

ゆりかご

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「ゆりかご」

地球は生命のゆりかご

太陽から程よい距離で

水が水のまま液体でいられる

青い海が広がり天然の浄化槽になる

カンブリアの爆発で三葉虫

そして甲冑魚、古代ワニ(プリオノスクス)を産み

海から陸に這い上がって恐竜が闊歩した

彼等はとうに旅立ってしまったが

人類がそのあとに続いている

我々はこの居心地の良いゆりかごを出て

陸から星へと這い上がることができるのだろうか

そしてその後、ゆりかごは何を産み出すのだろうか

この星は常に夢を紡ぎ続けている

(opus076)

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写真は手持ちがなかったので、

ネットのフリー素材パクタソさんから、

徳之島です!