詩集「セカンドムーヴメント」

緋熊熊五郎の詩作ペンネーム、緋熊加微由の詩集

詩論

文字を書き連ねていけば文章にはなるが、そこに芸術性がなければ文学にはならない。例えて言えば、報告書や論文は文字が連なっているが、文学ではない。

芸術性については議論を要するところ。

感性だけかといえば、定型詩においては感性だけではなく、定型にする技術も必要となる。

また、感性にしても、その人が持っている感性で芸術の域に達していれば、その人は天才であり、そうでない私のような一般人は、持っている感性を磨きあげていく必要がある。

人それぞれ意見があると思いますが、私が考える詩とは、イメージのスケッチである。モチーフが感情であれば抒情詩になるし、風景であれば叙景詩になる。

私にとっての問題は、そのイメージの読み書きをいかにして行うかである。心に浮かんだイメージを、自己の持つ限られた語彙力で的確に翻訳していく必要がある。

さらには、そもそもそのイメージを豊かに創り上げる能力も必要になる。

簡単なようでいて、実は奥深いものと考えています。