詩集「セカンドムーヴメント」

緋熊熊五郎の詩作ペンネーム、緋熊加微由の詩集

春風


「春風」

春の陽気に誘われて

暖かい日差しの中

少し汗ばみながら歩く

見上げれば信夫山

ふくよかな姿を見て

想い出すのは君の笑顔

風に揺れる黒髪、そして香り

世の中は暖かくなったけれど

僕の心の中に春風が吹き

その暖かさで根雪が溶けるのは

いつになるのだろうか

もうすぐだろうか

(opus052)

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