2018-11-21 雪 「雪」今宵、あなたの心に一滴の涙をどうして素直になれなかったのだろうあの時、意地を張ってしまったのだろう駆け引き、それとも意地悪重ねれば重ねるほど距離ができてそれでも必ず理解してもらえると頑なに信じ切っていたそんな夢のようなことがあるわけないよね君の薬指に光るものを見つけて愚かな自分に初めて後悔した月は同情して涙を流してくれたが闇の中、天窓から音もなく舞い降りたのは凍てついた六角板状の結晶私の心に触れては溶ける今宵、あなたの心に一滴の涙を(opus108).#詩人の本懐 「天窓」