詩集「セカンドムーヴメント」

緋熊熊五郎の詩作ペンネーム、緋熊加微由の詩集


「雪」

雪が降る 積る

空は霞み 少し先で空間が終わる

六角形の結晶は全てを覆い

世界を狭く小さくしている

夜には気温が下がり

全てを凍て尽くし

荘厳な近寄り難い神殿を

創出するのだろう

(opus027)

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