詩集「セカンドムーヴメント」

緋熊熊五郎の詩作ペンネーム、緋熊加微由の詩集

朧月

101 朧月


「朧月」

とても些細なことで心がすれ違って

お互いに素直になれなくて

意地を張り続けてしまった

君の言葉を聞けなくなって早半年

僕の心に残る消せない想い

こんなに愛しく切ないのなら

何故もっと優しくできなかったのだろう

頬を伝う涙は朧月だけが知っている

(opus101)

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#優しい言の葉 「消」「違」「聞」